2010年10月9日土曜日

コトバ

Let It Be

僕がどうしようもないくらい悩んでいると

すっと僕の前に母が現れた

そして、とてもとても素敵な言葉をコトバをくれたんだ


あなたが感じたままに、あなたが思うままに

あなたらしく生きればいい



僕が先も見えないくらい程の暗闇に閉じ込められていると

すっと僕の耳元に母が現れた

そして、とてもとても明るい言葉をコトバをくれたんだ


あなたが感じたままに、あなたが思うままに

あなたを見失わずに生きればいい



だから

今こそ

僕も唱えてみるんだ

僕が感じたままに、僕が思うままに、って



不思議だね

僕らは本当に本当に傷ついて

心が壊れるくらいの痛くてつらい想いをしたのに

僕らが辿り着いたのは

みんな同じ答えだったんだから

そう、みんな、たったひとつの答えに


あなたが感じたままに、あなたが思うままに

あなたが決めた道を生きればいい



だけど

決めた道を行くというのは簡単なことじゃない

だって言い換えるなら

それは僕らが離れ離れになるということだから

それでもね、そこに別れがあったとしてもね

僕はまだ残っていると思う

もう一度、僕らがわかりあえる時が来る可能性が

だから僕はひとつの答えを心に持ち続けようと想う


あなたが感じたままに、あなたが思うままに

あなたが信じたいことを信じて生きればいい



深い深い夜で

さらに厚い厚い雲に覆われていても

まだ僕には一筋の光が確かに届いている

そしていつか奏でられた音楽で朝を迎える日が来るならば

また、すっと僕の前に母が現れると思う

そして、とてもとても言葉をコトバをくれるに違いない


あなたが感じたままに、あなたが思うままに

あなたらしく生きていてよかったでしょ?


だから

今こそ

僕は唱えてみるんだ

僕が感じたままに、僕が思うままに、って



そこにあるのはたった一つの答え

あなたが感じたままに、あなたが思うままに



ジョンレノンさま

あなたが感じたままに、あなたが思うままに

この世界をずっと見守っていてください

70歳おめでとうございます



Let It Be(原文)

When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, let it be.

And in my hour of darkness
She is standing right in front of me
Speaking words of wisdom, let it be.

Let it be, let it be.
Whisper words of wisdom, let it be.



And when the broken hearted people
Living in the world agree,
There will be an answer, let it be.

For though they may be parted there is
Still a chance that they will see
There will be an answer, let it be.

Let it be, let it be. Yeah
There will be an answer, let it be.



And when the night is cloudy,
There is still a light that shines on me,
Shine on until tomorrow, let it be.

I wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, let it be.

Let it be, let it be.
There will be an answer, let it be.

Let it be, let it be,
Whisper words of wisdom, let it be

2010年10月4日月曜日

コトバ 写真

秋は冬を前にして

赤や黄に季節を彩る

最後の力をふりしぼって

尽きていく瞬間を

後悔のない瞬間を

迎えにいくんだ

2010年7月8日木曜日

コトバ

冒険者

奇跡は冒険者たちに

硝子のように脆い幸せを与えた

2010年7月8日木曜日

コトバ

中継者

我は中継者

人脈というケーブルを

いたずら具合に結びつける

2010年7月8日木曜日

コトバ

若者

一定のマナーと

一定のモラル

それは教えるもの?

2010年7月8日木曜日

コトバ

ジメジメした日本の夏

針のように降り注ぐ太陽

重い空気が肺に入り込む

仕掛けた罠にカブトムシが入っているか

あの時のドキドキ感を忘れたまま

汗ばむ満員電車に捕獲される

2010年7月6日火曜日

コトバ

クローゼット

みんなみんなクローゼットの中へ

グシャグシャになるまで泣いた枕も

不安で不安で眠れずにくるまった毛布も

みんなみんなクローゼットの中へ

強い人間にみせるために

人より大きめクローゼット

2010年7月6日火曜日

コトバ

急展開ミステリー

ミステリーは突然に

地図の読めない人間に訪れる

作者の予想に反した急展開

2010年7月6日火曜日

コトバ

クッキー

君の焼きたてクッキー

笑っちゃいけないボコボコクッキー

2010年7月6日火曜日

コトバ

無邪気

無邪気は時に凶器

2010年7月6日火曜日

コトバ

心の支え

心の支えなんてものは

気づかれない方が

カッコイイじゃない?

2010年7月6日火曜日

コトバ

両極端

中毒に似た好奇心

廃人に似た無関心

脳を支配する両極端

2010年7月1日木曜日

コトバ

闘いはまだ続く

夏にはTシャツを

冬にはコートを

自然のまま生きることは素晴らしい

だけど

やっておけばよかった

そう思うのが嫌だから

今やれることはやっておこうと思うんだ

暑さをがまんし

寒さに耐える

そしてちょっとだけ上の高みを

2010年6月28日月曜日

コトバ

太陽と月の真ん中で

これからどんなやさしさをくれるの?

これまでどんなやさしさをくれたというの?

太陽と月の真ん中で

真空の中で深呼吸をするくらい

あなたはわたしを苦しめる

2010年6月27日日曜日

コトバ

日曜午後三時の憂鬱

飲み終えた缶コーヒーの捨て場所もわからず

左手に持ちながらつり革を握る

強すぎる冷房が脳天から直撃し

右を見れば部活帰りの高校生がゲラゲラ笑う

優先席にはおよそ優先しなくてもいい輩が陣どり

前に座る中高年の男性は競馬新聞のアダルト紙面を見つめてる


耳に流れるは威風堂々

窓には群青色に染まる夏の空

次に着くまでに

できたらこの世の美しさをもう少し教えて下さい

そんな日曜午後三時の憂鬱

2010年6月27日日曜日

コトバ

廻り道

廻り道をして

迷子になりました

2010年6月27日日曜日

コトバ

チョコレート

最後のひとつ

チョコレート

君のためにとっておこう

2010年6月26日土曜日

コトバ

深海夢現

変わらぬ夢に溺れさせて

息継ぎもなく沈ませて

光も音も遮って


望むは深海

願うは深海

2010年6月17日木曜日

コトバ

夕焼けベランダ

小さなベランダには

スコールのような夕立の残骸として

無数の水滴が落ちていました

そして夕陽という今日最後の光を纏って

華やかに華やかに着飾るのでした


もう大丈夫


湿った空気に混ぜた言葉は

いつか虹を架けるために

水色とオレンジの中間色のあの空へ

気付かれないように飛んでいきました

そんな夕焼けベランダの一幕

素敵な明日のための一幕

2010年6月13日日曜日

コトバ

ゲマインシャフト

じっと、そしてじっと

そこに立つ木々は

そよ風に揺れても暴風雨に倒れることはない

あなたはおよそ不死の世界で

いったい今何を考えているのですか?

2010年6月13日日曜日

コトバ

ゲゼルシャフト

固く、そして固く

決意されたその意志は

鉄のような強さとともに

鉄に触れた時のあの苦い冷たさもあって

人工的な血の味がした

2010年6月1日火曜日

コトバ

梅雨

季節と季節のぎこちない隙間を

潤滑油のように埋める雨

水溜まりには波紋が無数に広がって

無音に限りなく近い音を奏でる

昨日も雨

明日も雨

暖かで静寂な雨が永遠に似た世界を作り出す

2010年5月31日月曜日

コトバ

道化師の就寝

余儀なくカモフラージュ

踏み込まれた他人を

自分の奥に導かぬように


震えて震えて

凍えてうずくまる自分を

見透かされぬように


そして出来上がった道化師は

この世界に溶け込むことは決してない

弱さは時として世界を結ぶ鍵となり

強さは時として世界を拒絶する壁となる

鍵を持たない道化師は

今日も星を眺め眠るのでした

2010年5月30日日曜日

コトバ

およそ15分の劇情

暖かな色を放ち夜道を照らす水銀灯

わいてでた虫が瞬間瞬間に光の中に現れる

昼間の賑やかさが嘘のような小学校わきの道を下り

線路沿いの道に出る

しばらくすれば線路越しに貨物業者の工場が見えてくる

人類の発明器具をふんだんに使って

時間という概念に逆らいながら煌々と灯りを点しながら働く人々

そして僕は線路を渡り

パン屋の横の交差点を渡る

徒歩5分の不動産屋のちらしに騙されたために

生み出されたこの15分の劇情は

毎日違う脚本家が結末を書き換える

2010年5月29日土曜日

コトバ

健やかなる眠りを

あなたと共に生きている

あなたを感じて生きている

あなたに恥じぬよう生きている

だから安心して天から見守っていて下さい

どうか健やかなる眠りを

2010年5月27日木曜日

コトバ 写真

紫陽花が雨で奏でる春への別れ

紫陽花が雨で奏でる春への別れ

そんな季節の話


窓に写るは雨に打たれるオープンテラス

規則正しく並べられた白いテーブルと椅子に混じって

紫陽花は雨でより一層妖艶さを増していた


久しぶりの再会は

そんな都内某所のカフェだった

奥から三番目の窓際の席

昔と同じように君と向かいあう

君はオレンジピールの入ったダージリン

僕はキャラメルマキアート

限りなく表層の部分は少しも変わっていない


平日の午後3時

客足の途絶えた店内には

マスターが暇潰しに捲る新聞の音が

不規則なリズムで響いていた

君は何も語らない

僕も何も語らない



二人に降り注ぐ時間は

音もなく最後の一幕を閉じていく

言葉を奏でる隙も与えられてくれなかった




それでも雨で花を揺らし

可憐に咲き誇るは紫陽花




紫陽花が雨で奏でる春への別れ

あんなに可憐に咲きながら

あんなに可憐に咲きながら

2010年5月27日木曜日

コトバ

オマージュ

きっと僕らは誰かのオマージュ

オリジナルなんてものは

限りない天才にしか与えられないだ

だから今思い付いたアイデアも

今口づさんだ緩やかな旋律も

今不規則に置かれた絵筆の紋様も

これまでの貴重な出逢いで

作り出された誰かのオマージュ

だけど君は悲観的でない呼吸すればいいんだ

オマージュされた世界の中心軸で

2010年5月27日木曜日

コトバ

ゴールドチェイン

今日は降り注ぐ雨もゴールド

アスファルトに叩かれできた飛沫もゴールド

ビニール傘にこびりついた水滴もゴールド

素敵さは加減を知らず

僕を中心に地球は回った

そうか世界はこんなに素敵だったんだ

繋がれ素敵なゴールドチェイン

2010年5月27日木曜日

コトバ

アングリ

君はヒステリックにアングリー

僕はどうにもできず口をアングリ

2010年5月24日月曜日

コトバ

リバーシブル

君はいくつものリバーシブル

器用に着こなしてしまうから

表がどれだかわからない

だけど僕は知ってるんだ

裏生地に隠された

縺れた糸の行く末を

2010年5月24日月曜日

コトバ

我輩。

コーヒーの匂いがかすめたから

朝だと気付くのにそう時間はかからなかった

朝はゆっくりしたいから、って

必要以上に早く目覚める君

根拠のない低血圧を理由に

これまでの人生を生きてきた僕には信じられない光景だ


朝を独り占めしたかのように

その時間を楽しんでいるのかと思いきや

今日も泣いた涙の後が傷のように残ってる



まだ泣いているの?

もう充分じゃない?



いつも以上にいつもを演じる君

僕はつらくてその顔を見てられないから

そっと君の横に座って

一緒にテレビに映るニュースキャスターを眺めるんだ

そうしているうちに

君はいつのまにか化粧も着替えも終わっていて

僕は君を見送りにいつもどおり玄関へ


君は決まって僕を三回撫でてから玄関をでる

僕は素直に受け入れる



僕は人間の言葉はわかるけど

自分では喋ることができないから

おとなしく見送るしかできない

けどいつでも君の帰りを待ってるからね

どんな時も君の帰りを待ってるからね

だから安心して、いってらっしゃい


僕は君の心のペット

いつでも君を見守るペット

2010年5月23日日曜日

コトバ 写真

アンドロメダ

僕が生きるこの銀河と

仮想の僕が生きるアンドロメダ

現実世界で星が星を呼び銀河を作り上げるように

僕のアンドロメダももう随分と大きくなった

いつかひとつの銀河へと結びつく日はくるのだろうか

2010年5月16日日曜日

コトバ

記憶の香り

記憶が香った

甘酸っぱくて

ちょっと苦い香り

2010年5月10日月曜日

コトバ

運命と未来と犯罪と平和と現実

運命とは束縛の種類

未来とは空想の種類

現実に持ち込んだところで無意味

解き放つことは犯罪

埋もれることが平和

現実という秩序はそうして保たれる

2010年5月10日月曜日

コトバ

誰が作ったかわからない詩

誰が作ったかわからない詩が

語り継がれるように

どんな戯れ言を並べたって

結果がすべてなんだ

結果よりも大切なものを語る者が現れたのなら

まずは疑って間違いないだろう

それは疑いようのない結果

2010年5月7日金曜日

コトバ

キヅ

傷つけながら生き延びていることに

気付きながら生き延びて

2010年5月6日木曜日

コトバ

一秒も無駄にしたくない

そう思う気持ちが

結果的に命を削っていったんだ

床に滲むは

ポタッと落ちた最後の雫

2010年5月6日木曜日

コトバ

ヘドロ

お前はヘドロのような人間だな

と言われた

ドブの中で犇めいてろ

と言われた

だとしたら

いつか地球を滅ぼせますけど

なにか?

2010年5月6日木曜日

コトバ

オンオフのある人

エンジンを切った

そしてただの塊になった

それを羨ましいなんて

これっぽっちも思わないのだけど

2010年5月6日木曜日

コトバ

活字主人公

活字が蠢くこの世界で

主人公として生きるこの人物は

あと何ページで終末を迎えるのか

知っているのだろうか

そして刻んでいく台詞が

永遠のものとして残っていくことを

知っているのだろうか

2010年5月6日木曜日

コトバ

最後の秒針

さよならに似たありがとう

微かに揺れた最後の秒針

2010年5月4日火曜日

コトバ

ただいま

ただいま

そう言える幸せと

おかえりと返してくれる幸せ

2010年5月1日土曜日

コトバ

鯉のぼり

屋根より高い鯉のぼり

深くて青い空の海を

何処までも登り続けてね


君のように止まない心で

僕も頑張るから

2010年4月15日木曜日

コトバ

ミーニングピース

くだらないことを

くだらないまま終わらせるつもり?

そのままでは意味を持たなくても

大きなパズルの一つのピースにするかしないか

それが重要なんだってば

2010年4月15日木曜日

コトバ

魔女の爆弾

半径500メートルは吹っ飛ぶさ

君の魔女的微笑み爆弾

2010年4月15日木曜日

コトバ

勘違い

拒否はできない

絶対しかない

そういう環境だと受け入れるんだ

あながち選択肢があるなんて思うから

その口から愚痴が零れるんだよ

2010年4月15日木曜日

コトバ

香水

柑橘系の甘酸っぱい君の香水

君との距離がにおいでわかる

2010年4月15日木曜日

コトバ

行方不明

行方不明になった気持ちは

必ずどこかにある

だから探して

探すことをやめないで

2010年4月6日火曜日

コトバ

擬似的な感情

そこの液晶が写し出す擬似的な世界で

楽しさや悲しさを表現してる演者

僕が笑ったり泣いたりしてるのとたいして変わらない

僕自身の感情ももしかすると擬似的なのかもしれない

2010年4月6日火曜日

コトバ

ニュートラル

成功者のドキュメンタリーでよく見る

挫折の末の栄光ような

劇的なアップダウンもなく

ひどくニュートラルな生活が

淡々と流れていくわけで

でもそれって

とっても幸せなことなんだよ

2010年4月6日火曜日

コトバ

ナチュラル

一年前には考えられないくらいのナチュラル

叶わないなんて決めつけていたナチュラル

サクラがひとひら窓からこぼれ落ちながら

今ここでゆっくりと流れてる

大切な大切なナチュラル

2010年4月6日火曜日

コトバ

微笑み

柔らかな間接光

近すぎるくらいの距離で

写し出された微笑みは

宇宙とか生命とか重力とか魂とか

そういった類いのものに

限りなく近い位置にあった

2010年4月6日火曜日

コトバ

頭痛、原因、現実

慢性的とも言えるこの頭痛

明らかに把握できるその原因

受け止める選択肢しかない現実

2010年4月6日火曜日

コトバ

赤い糸

小指が痛い

引っ張り過ぎて

赤い糸が切れたらしい

2010年4月2日金曜日

コトバ

盲目的緊張感

極度の緊張感は

そこに確かに存在してる何かも

見失わせるらしい

2010年4月2日金曜日

コトバ

すぅー

そこで息を吸った

押し上げる感情を吐き出さぬよう

すぅーと、すぅーと

2010年3月31日水曜日

コトバ

ミュージックプレイヤー

君はミュージックプレイヤー

いつでも高音と重低音が入り交じって

一瞬ごとに違う音色を繰り出すんだ

だけどお願いだから

もう少しボリュームを下げてくれ

2010年3月31日水曜日

コトバ

リバイアサン

ちょうどいい競争と

勝つための闘争とは違う

そこにリバイアサンは存在しない

2010年3月31日水曜日

コトバ

パフォーマンス

感情のこもらない

打算的な考えしかない

パフォーマンスで彩られた世界

かくも美しい世界

2010年3月31日水曜日

コトバ

パーティー

パーティーは終わった

いつまでも続かない

2010年3月31日水曜日

コトバ

寝つけ

寝つけ悪いときの身体を取り巻く闇

闇が闇を呼んで

無心とは程遠い

彼方の彼方にまで追いやられる

それが怖くてまた眠れない

2010年3月31日水曜日

コトバ

カミソリ

錆びたカミソリのように

キレ味が悪いくせに

思わぬところで他人をキズつけていく

2010年3月30日火曜日

コトバ

脆さには強さを

僕は脆い

だから自分を保てなくなって

だから余裕も当になくなって

それでもそこにもうなくなった何かにしがみついて

誤魔化すだけ誤魔化して生きている

僕らは信じたい気持ちを

何処か現実に重ね合わせて生きている


だけど今この瞬間

そのことに気付けたのであれば

これからどうするかを考えることができるんだ


僕は強い

君が思うよりも

僕が思うよりも

だから負けのままでは終わらせない

2010年3月30日火曜日

コトバ

どれくらい

どれくらい頑張れば

明日安心して生きられるのだろう

どれくらい涙を我慢すれば

明日心置きなく笑える日がくるのだろう

2010年3月29日月曜日

コトバ

選択

究極の選択を迫られたとしても

僕は答えを出せる生き方をしたい

それが正しいかどうかは別として

2010年3月29日月曜日

コトバ

リフレイン

あの日

あの瞬間

その言葉が適切だったのか

悔やんでも仕方ないのに

ずっとリフレインしてる

2010年3月29日月曜日

コトバ

思い出

楽しいことを思い出すと

今この上を冷ややかに流れる

現実を目の当たりにして

虚しくなってしまうんだ

だから僕は楽しいことを思い出さない

それよりも目の前に楽しいことを産みだして

今を楽しみたいんだ

2010年3月28日日曜日

コトバ

紙一重

歓喜に似た悲鳴

悲鳴に似た怒号

僕らの感情表現は

いつだって紙一重

2010年3月28日日曜日

コトバ

風邪

笑っても笑っても

どうしてこんなに寒いのだろう

心が風邪をひいたみたい

2010年3月28日日曜日

コトバ

夜空

夜が怖くて眠れないの?

それなら一緒に魔法をかけようよ


夜が暗くて怖いのなら

流した涙を夜空に撒いて

綺麗な星の川を創ろう


夜の闇が怖いのなら

君の得意なクレヨンで

綺麗なオーロラを空に描こう


素敵な素敵な魔法をかければ

怖いものなんてなくなってしまうんだよ

2010年3月28日日曜日

コトバ

ひらめき電球

君の上で光った電球

ひらめきは眩しいらしい

2010年3月28日日曜日

コトバ

ついてこないで

楽しさに潜む危機感

忙しさに潜む満足感

2010年3月28日日曜日

コトバ

スポーツ飲料

スポーツ飲料が身体に染み渡るように

君の言葉は僕の身体の芯まで到達した

其ほど影響力を与える言葉だって

君には自覚がない

2010年3月28日日曜日

コトバ

バネ

感情を圧し殺し

表情を圧し殺し

そうしているうちに

日々の生活で弾力を失い

気付けば壊れていたバネ

2010年3月27日土曜日

コトバ 写真

満開日和

さぁ満開にしよう

今日も明日も明後日も

2010年3月27日土曜日

コトバ

あるぬいぐるみの証言

君は珍しく長電話をしている

そして大粒の涙を溢しながら

沈黙だけが続いている

僕はくまのぬいぐるみ

だからこうしてベッドの上から

君を見ていることしかできないけれど

いつも君を見ていることしかできないけれど

だからこそ

いつも見ているからこそ

僕は断言できると思う

きっと君は悪くない

およそ僕の知らないところで

何があったかはわからないけど

きっと君は悪くない

2010年3月27日土曜日

コトバ

ピースサイン

アルバムを捲れば

2人で照れながらピースサイン

あの頃の僕らは

その瞬間、瞬間を

手編みのマフラーのように

そっとそっと

重ね合わせて毎日を過ごしていたんだ

2010年3月27日土曜日

コトバ 写真

如雨露

素敵なじょうろを買った

だけど僕には水を注ぐ相手がいない

2010年3月27日土曜日

コトバ

せめてもの気持ち

なにもかもを信じられなくなったとしても

せめて眼に映る世界は信じてください

そこからもう一度はじめてみましょう

2010年3月26日金曜日

コトバ

エトセトラ

エトセトラでくくってしまわぬよう

ひとつひとつのことを大切にしていきたいんだ

2010年3月26日金曜日

コトバ

いつもと違うところを探して栞を挟んでみる

つまらないなんて言ってた惰性だけの生活にも

気付けばたくさんの栞が挟まるはず

なのに栞を挟む前に諦めてしまうなんて

悲しすぎるよ

2010年3月26日金曜日

コトバ

回数

自分の名前を書いた回数

メールを送った回数

遊園地に行った回数

居眠りした回数

犬に吠えられた回数

忘れ物をした回数

いろんな回数があるけれど

一番嬉しいのは

君が笑ってくれた回数

2010年3月25日木曜日

コトバ 写真

宇宙遊泳

見上げれば無限

見下ろしても無限

息継ぎもない宇宙遊泳

だから愛とか希望とか

つかみどころのないものでも

つかまざるをえないんだ

2010年3月25日木曜日

コトバ 写真

ウソつき

あなたは優しく嘘をつく

そんな嘘が心地いい

だけどそれだけ

2010年3月25日木曜日

コトバ

強肉弱食

強き者が肉となり

弱き者への食に充てる

ねぇ政治家さん

聞いてる?

2010年3月25日木曜日

コトバ

イロハニホヘト

イロハニホヘト

文字列に笑う君だけど

君の話は文字列にしか聞こえない

2010年3月25日木曜日

コトバ

ゴングは鳴らない

君がリングにあがる資格はない

そう言ってる奴ほどリングにあがる資格はない

2010年3月25日木曜日

コトバ

素晴らしき直感

無意識が一番怖い

臆病だからいつも客観的に

直感なんて到底無理

2010年3月25日木曜日

コトバ

繋がってないのに

繋がってるかのような

錯覚を生み出すツールは嫌いだ

2010年3月25日木曜日

コトバ

タオル

買ったばかりのタオルが水を弾くそれのように

僕の話を全く受け付けない君

でも君が僕に望むのは

使いふるされた吸収率抜群のタオルで

最終的には

ごわごわしてるとかなんとか言って

ポイっとゴミ箱行き

2010年3月25日木曜日

コトバ

歯みがき粉

歯みがき粉をたっぷりつけるのが癖

そんなにいらないことはわかってるんだけど

磨いた気にならないんだ

いつだって、そう

狙うところは

やり過ぎくらいが丁度いい

2010年3月25日木曜日

コトバ 写真

才能

きっと才能なんてものは

自分の好きなことから

およそかけ離れたところにあるんだと思う

だけどみんな何かを背負って

一生懸命に生きているんじゃないかな?

2010年3月25日木曜日

コトバ

季節

この移りゆく季節を

この肌で感じれるなら

それだけで幸せと思っても

いいと思うんだ

2010年3月24日水曜日

コトバ

ぽつん

ぽつん

誰もいなくなっちゃった

だけどもう少し

ここでこうしていたいんだ



みんなみんな

明日のために、誰かのために

一生懸命に、がむしゃらに

頑張って頑張って生きている


今日はそんなみんなのこと

窓からじっと見つめていたい


ぽつん

だからもう少し、このままで

部屋の隅で、ぽつん

2010年3月24日水曜日

コトバ

ねぇ、神様

ねぇ、神様

あなたはわたしを見てくれていますか

ねぇ、神様

お願いごとを言うときだけ信じてごめんなさい

ねぇ、神様

だから今日は違うのです

ねぇ、神様

こんなにも幸せな時間をくれてありがとうって感謝したいだけなのです

ねぇ、神様

でもやっぱり困ったときは助けてね

2010年3月24日水曜日

コトバ

夕べ

夕べ見た夢が

現実に起きませんように

2010年3月24日水曜日

コトバ

しゃべりま

そこで黙って

それ以上は喋り過ぎ

2010年3月24日水曜日

コトバ

雨粒

加速度がなくなった雨粒

一定速度に慣れすぎて

いつしか大地にあたって砕けてしまうことを

忘れながら生きていたんだ

2010年3月24日水曜日

コトバ

(笑)

笑わない残忍さ、と

笑う誠実さ

2010年3月24日水曜日

コトバ

常習犯

契って千切った

約束破りの常習犯

2010年3月24日水曜日

コトバ

どしゃぶり電話

どしゃぶり、傘を叩く音

電話ごしの君の声

うまく聞こえないけれど

後にして、とは言えそうにない

2010年3月24日水曜日

コトバ 写真

心の準備

心の準備って一体何?

いくら準備したって

結局現実は変わらないのに

2010年3月23日火曜日

コトバ

継目

今日と明日の継目

継目が一番弱かったりする

2010年3月23日火曜日

コトバ

雑音

雑音が耳に響く

君はそれを素敵な音色だといった

2010年3月23日火曜日

コトバ 写真

どうして?

どうして?と

聞けなかった

そこには避けられない

結果しかなかったから

2010年3月22日月曜日

コトバ

やらなきゃ

やらなきゃ

やらなきゃ

と思ってる時間が

一番無駄なのです

2010年3月22日月曜日

コトバ

クレジットカード

なんでも買えるクレジットカード

君に折られてゴミ箱へ

君の気持ちは買えなかったらしい

2010年3月22日月曜日

コトバ

私の生きる道

足跡には苦労を残さない

それが私の生きる道

2010年3月22日月曜日

コトバ 写真

寄せ集め

寄せ集めでも

君にバレなきゃいいでしょ?

2010年3月22日月曜日

コトバ

東京-大阪間の車内にて

東京-大阪間の車内にて

眠りもせずに窓を見る



昨日買ったガムを噛もうとしたけれど

鞄の中に散乱していたから

噛もうとした気持ちさえなくなった



名古屋駅で停車すると

ホームにマスクをした老婆がいた

そうかそろそろ花粉が飛ぶ季節かと

花粉症が酷かった君のことを思い出す

こんなにも春の日差しが気持ちいいのに

そう言って無理矢理窓を開けようとする僕を本気で嫌がった

思えばそんな些細なことでも君を理解しようとしなかったんだ



老婆が姿を消した頃

ゆっくりと新幹線は走りはじめた

窓はすぐに目まぐるしく移り変わる景色を映し出した

きっと僕は忙しさという速さに甘んじて

この一瞬しか映らない景色と同じくらいしか

君のことを見つめていなかったんだと思う

君の顔を思い出せない日々に何も違和感はなかったんだと思う


だから君はいなくなった

どこかの停車駅に君を置いてきた

それすらも気づかなかった


東京-大阪間の車内にて

もうすぐ大阪に着くとの案内が車内に流れる

でてくれるかわからないけど

駅に着いたら君に電話をしてみよう

鞄に散乱したガムを

集めてポケットにしまった

降りる準備は整った



東京-大阪間の車内にて

花粉は窓に遮られ

暖かな春の日差しだけが注ぎ込む

2010年3月22日月曜日

コトバ

かなかま

かなわぬのなら

かまわないで

2010年3月22日月曜日

コトバ

パッケージ

沢山の人へ安売りするため

気持ちを程よくパッケージ

2010年3月22日月曜日

コトバ

ストレス

なんでもストレスのせいにして

気がすんだかい?

2010年3月22日月曜日

コトバ 写真

うん

うん

って頷く君を想い

今から君に伝えにいきます

2010年3月22日月曜日

コトバ

ラジオ

君からのお便りを

ずっとお待ちしています

2010年3月22日月曜日

コトバ

ジェンガ

コトバのジェンガ

ちょっとでもバランスを崩すと

簡単に倒れてしまうんだ

一言で一瞬に

2010年3月22日月曜日

コトバ 写真

雲の上

今は光が届いていないだけ

雲の上はいつでも晴れ渡っているように

2010年3月22日月曜日

コトバ

汚れ

汚れるのを恐れることは

そんなにダメなことですか?

2010年3月22日月曜日

コトバ

特に話しかけるでもなく

あなたの肩にそっと手をのせる

特に答えるわけでもなく

あなたは笑って振りかえる

その距離が好き

2010年3月22日月曜日

コトバ

消しゴム

消そうとしても消そうとしても

後に残るは

消しゴムのかすばかり

消せなかった証拠品だから

僕はずっと大切にしまっておこうと思うんだ

2010年3月22日月曜日

コトバ 写真

水平線

水平線をなぞるように

できる限り手を伸ばそう

僕の手で海と空を分けるんだ

海にも空にも埋もれずに

ずっとここに立っていよう

2010年3月21日日曜日

コトバ 写真

ありがとう

ありがとうと言えるから

ありがとうという言葉を僕は繰り返すんだ

2010年3月21日日曜日

コトバ

自由世界

教科書のない世界

間違いという答えがない世界

脆く弱い僕だけど

そんな自由という世界で

闘い続けていたいんだ

2010年3月20日土曜日

コトバ

どこかの企業理念

軽薄で信じがたいコトバ

ピンチはチャンス

濃厚で打ちのめされるコトバ

チャンスはピンチ

2010年3月20日土曜日

コトバ

換算

君への気持ち

換算したら

100万パケット

2010年3月20日土曜日

コトバ

自転車

大地に触れることなく

それでいて数倍のスピードで駆け抜ける

僕は自転車が嫌いです

2010年3月20日土曜日

コトバ 写真

信号

一定時間の一方通行

やじるしが向く先を僕は知らない

行くか引くか留まるか

時間ギレまでもう少し

2010年3月20日土曜日

コトバ

ラブミーキブミーギブアップ

コトバが世界を産むのだと

ソシュールは説いた

じゃあここにある

このコトバで表現できない気持ちは

どう消化すればいいのだろう

2010年3月20日土曜日

コトバ

こんなにも美しい蒼なのに

どうして明日の予報は雨なんだろう

2010年3月20日土曜日

コトバ

ガリレオとニュートンとコペルニクス

落下中のリンゴ

傾いたタマゴ

それは美しくまっすぐ曲がる

異次元の感覚が虚数を生む

そう

太陽と月は同一人物だったんだ

2010年3月20日土曜日

コトバ

手の大きさ

手におえぬもの

それは君の手が小さいだけ

手におえるもの

それは君の勘違いなだけ

2010年3月20日土曜日

コトバ

玩具の果て

新しい玩具を手に入れたなら

今までの玩具を叩き付けて壊してください

だけど叩き付けた玩具は大切に心にしまっておいて

新しい玩具をどうか大切に

どうか大切に

2010年3月20日土曜日

コトバ 写真

かくれんぼ

隠れたまま

見つからないんじゃ

かくれんぼにならないよ

絶対見つけるからね

必ず見つけてあげるからね