コトバ

僕は太陽 君は星

幾千にも広がるこの星みたいに

君が幸せになる姿は幾つもあるんだ

だけど

僕が幸せにしていいのなら

君を幸せにしていいのなら

あの一番輝く星にしよう

月より輝く星にしよう

僕は太陽 君は星

君も太陽 僕も星



でも太陽になれないのであれば

海となって宙を見よう

今より蒼くそしてもっと碧く

君の輝きに負けないくらい

深い深い海となろう

コトバ

次の駅まで

閉まる扉にご注意下さい

美しくも悲しい自分が

閉まった扉に写ってしまうから

幾重にも嘘という石膏で固めた彫刻が

電車の振動でポロポロと

次の駅まで扉は開かない

本当の僕を見続けなければ

降りる人

乗る人

扉が開けば人は動く

でも今はじっとそこに留まったまま


どうか僕を見ないで

どうか僕に気付かないで

どうか僕を忘れて


外は暗い夜の闇