コトバ

爆発

爆発すればいいじゃない

暴発するよりはましよ

コトバ

ほんのすこしでいいから首を傾けてごらん

そうすればきっと新しい世界が見えるから

コトバ

眩暈の中で幻覚希望

現実と幻覚が区別できなくて

眩暈がする

昨日の君は

あんなに冷酷な君は

果たして現実の君?

コトバ

あの雲まで飛ぶ紙飛行機

君が折った紙飛行機

あの雲まで飛ぶらしい

じゃあ飛ばしてみてよ、というと

君は、絶対やだという

なぜ、と聞くと

落ちた時に先端が折れて壊れてしまうから、だって

コトバ

試験勉強

複素数平面上で

赤い花を咲かせている

そろそろ寝た方がいいですよ

コトバ

賢者の選択

勝つために負ける

それが賢さ

コトバ

キツネとライオン

策略家のキツネ



軍人のライオン

そのどちらもが自分の中にあって

交代制で命令を下す

矛盾した命令は

どちらを信じればいいんですか?

コトバ 写真

みずいろじゅうたん

あみめがきれいなみずいろじゅうたん

さっきおれんじじゅーすをこぼしちゃったんだ

そしたらみるみるうちにまっくろじゅうたんに

でもしずくがぴかぴかきれいだね

みずいろじゅうたん

あしたもきれいなみずいろじゅうたん

コトバ

手作り餃子

挽き肉多めで

ニンニクは必須

皮は薄目で

醤油と辣油に酢をちょっと

二人だけが知ってる暗黙のレシピ

コトバ

証明写真の人

折れたアンテナ

止まった身体

抜かれたコード

消された記憶

コトバ

棚の上の寸劇

その空のペットボトルの横にあるリップクリームを開けると

それはそれは綺麗な

口紅の後があるでしょう

コトバ

蛍光灯

部屋が暗くなってきた

だから蛍光灯をつけた

ただそれだけ

だから顔を見ないで下さい

コトバ

この霧を晴らす道具なんて持ち合わせていません

でも君はこのままでいいんですか?

霧がかかっているからって先には進まないのですか?

前までは例え晴らせなくても踏み込むべきだと考えていました

でも今は霧は晴らせない、晴らせないなら晴らせないなりの方法があるはずだ

晴らせないという事実を受け止めて、そしてどうするかを決めなくてはならない
と思うんです

という話でした

コトバ

教訓

常に疑え

それだけは言える

コトバ

人間関係と外面と内面

謙虚という名のわがまま

コトバ

7色のアイスキャンディー

��色のアイスキャンディー

ずっと溶けないと信じてた

そうあの頃は信じられたんだ

コトバ

メール

メール受信のバイブ音

飛び起きて時計を見ると明け方の5時

メールの内容は君からの悲痛な訴えが綴られていた

薄暗い部屋を彷徨いコップ1杯の水道水を飲む

ベランダには枯らしてしまった観葉植物

その隣りでカラスがじっとこっちを見つめていた

見つめていたんだ

コトバ

水槽

真っ黒な服を着たその男は

真っ赤なプラスチック製のペンライトを

あの水槽の中へ沈めていった

コトバ

Iとme

ミードは自我の形成を

自分の中で形成される『I』



他人からの期待によって作り出される『me』

に分けたという