コトバ

僕は太陽 君は星

幾千にも広がるこの星みたいに

君が幸せになる姿は幾つもあるんだ

だけど

僕が幸せにしていいのなら

君を幸せにしていいのなら

あの一番輝く星にしよう

月より輝く星にしよう

僕は太陽 君は星

君も太陽 僕も星



でも太陽になれないのであれば

海となって宙を見よう

今より蒼くそしてもっと碧く

君の輝きに負けないくらい

深い深い海となろう

コトバ

次の駅まで

閉まる扉にご注意下さい

美しくも悲しい自分が

閉まった扉に写ってしまうから

幾重にも嘘という石膏で固めた彫刻が

電車の振動でポロポロと

次の駅まで扉は開かない

本当の僕を見続けなければ

降りる人

乗る人

扉が開けば人は動く

でも今はじっとそこに留まったまま


どうか僕を見ないで

どうか僕に気付かないで

どうか僕を忘れて


外は暗い夜の闇

コトバ

遠い声

聞かせて

あなたの声を

コトバ

オンユアマーク

もうさんざん戸惑った

そろそろ覚悟決めてもいいんじゃない?



イチにツいて!

よーいドン!

コトバ

手紙

好きなまま去っていく私を許してください

あなたが悪いわけじゃない

身勝手なのは私のほう

全部私のせい



あなたにはいつも迷惑ばかりかけてきたね

本当にごめんなさい

私のことを誰よりもわかってくれてるあなたに

嘘は通じないと思うから

うまく伝わるかわからないけど

今の気持ちを正直にいいます



いつからかね

あなたがやさしさをくれるたびに

罪悪感を感じるようになったの

いつもどおりのあなたの笑顔が

素直に受け入れられなくなっていたの


あなたが好きって気持ちがなくなったわけじゃないし

あなた以外の誰かを好きになったわけでもないの



ただあなたといるとあなたに応えられない私に気付かされて

そんな自分が本当に嫌で

どんなに努力しても

いつまでもあなたに届かない私がいるの



こんなことをいうときっとあなたは私をかばってくれる

きっとそんなことないって否定してくれる

でもね

いつもいつも

不安で不安でしかたないの

あなたに応えられない私から

いつかあなたは去っていくんじゃないかって

不安でたまらないの

この気持ちはどうしようもないの



だから

だから

もう会えない

会いたいけど会えない



素敵なままで終わりにしよう

あなたの顔を見ると泣いて話せそうにないから

手紙でさよならします



本当にごめんなさい

そして

私にたくさん素敵な時間をくれて

本当にありがとう


バイバイ