2007年10月1日月曜日

コトバ 写真

リズム

やめないで

切れた弦で奏でるから

およそ音楽と呼べる代物じゃないけれど

それでもやめてないで


君のリズムを聞かせてよ

誰のためでもなく

君のリズムを聞かせてよ


絶やしてしまったら

君の廻りに誰もいなくなる


だからリズムを

そしていつか優しい音楽を

やがて盛大なオーケストラを

2007年9月22日土曜日

コトバ

僕は太陽 君は星

幾千にも広がるこの星みたいに

君が幸せになる姿は幾つもあるんだ

だけど

僕が幸せにしていいのなら

君を幸せにしていいのなら

あの一番輝く星にしよう

月より輝く星にしよう

僕は太陽 君は星

君も太陽 僕も星



でも太陽になれないのであれば

海となって宙を見よう

今より蒼くそしてもっと碧く

君の輝きに負けないくらい

深い深い海となろう

2007年9月2日日曜日

コトバ

次の駅まで

閉まる扉にご注意下さい

美しくも悲しい自分が

閉まった扉に写ってしまうから

幾重にも嘘という石膏で固めた彫刻が

電車の振動でポロポロと

次の駅まで扉は開かない

本当の僕を見続けなければ

降りる人

乗る人

扉が開けば人は動く

でも今はじっとそこに留まったまま


どうか僕を見ないで

どうか僕に気付かないで

どうか僕を忘れて


外は暗い夜の闇

2007年8月15日水曜日

コトバ

遠い声

聞かせて

あなたの声を

2007年8月15日水曜日

コトバ

オンユアマーク

もうさんざん戸惑った

そろそろ覚悟決めてもいいんじゃない?



イチにツいて!

よーいドン!

2007年7月25日水曜日

コトバ

手紙

好きなまま去っていく私を許してください

あなたが悪いわけじゃない

身勝手なのは私のほう

全部私のせい



あなたにはいつも迷惑ばかりかけてきたね

本当にごめんなさい

私のことを誰よりもわかってくれてるあなたに

嘘は通じないと思うから

うまく伝わるかわからないけど

今の気持ちを正直にいいます



いつからかね

あなたがやさしさをくれるたびに

罪悪感を感じるようになったの

いつもどおりのあなたの笑顔が

素直に受け入れられなくなっていたの


あなたが好きって気持ちがなくなったわけじゃないし

あなた以外の誰かを好きになったわけでもないの



ただあなたといるとあなたに応えられない私に気付かされて

そんな自分が本当に嫌で

どんなに努力しても

いつまでもあなたに届かない私がいるの



こんなことをいうときっとあなたは私をかばってくれる

きっとそんなことないって否定してくれる

でもね

いつもいつも

不安で不安でしかたないの

あなたに応えられない私から

いつかあなたは去っていくんじゃないかって

不安でたまらないの

この気持ちはどうしようもないの



だから

だから

もう会えない

会いたいけど会えない



素敵なままで終わりにしよう

あなたの顔を見ると泣いて話せそうにないから

手紙でさよならします



本当にごめんなさい

そして

私にたくさん素敵な時間をくれて

本当にありがとう


バイバイ

2007年5月29日火曜日

コトバ

ヘブンリー

点数なんていらない

ほんのちょっと褒めてくれればいい

2007年5月25日金曜日

コトバ

東京

ずっとずっと憧れで

幼い頃に描いた未来都市のような

夢や希望の溢れる街だと思ってた


東京の街でひとりきり

呼吸の音も聞こえない

東京の街でひとりきり

排気ガスがひどく苦い

東京の街でひとりきり

ありがとうを久しく聞いてない

東京の街でひとりきり

コンクリートがひどく冷たい

東京の街でひとりきり

ビルから漏れる蛍光灯で睡眠不足

東京の街でひとりきり

東京の街でひとりきり

2007年5月22日火曜日

コトバ

警告

やり残したことを

まだ覚えていますか?

2007年5月21日月曜日

コトバ 写真

続編

続編のない映画が

今終わった

2007年5月21日月曜日

コトバ

誰でもできる仕事

他でもない

君がやるんだ

君がやることに価値がある

2007年5月20日日曜日

コトバ 写真

魔法

素敵な明日のために

神様がくれた

忘れるという魔法

2007年5月20日日曜日

コトバ 写真

お迎え

もうお弁当も残さないから

もうおねだりして泣かないから

もうお片付けもちゃんとするから

だからお願い

明日は迎えにきて

2007年5月20日日曜日

コトバ

ぬいぐるみ

昨日は君のとなり

今日はゴミのとなり

泣き虫くまのぬいぐるみ

2007年5月20日日曜日

コトバ

ロケット

飛んでけロケット

決して振りかえれないスピードで

空と宇宙の境目もよくわからないこの曖昧な世界を抜け出して

自由しかない無重力空間を泳ぎまくって

高熱の太陽に突っ込んで

いっそのこと燃え尽きてしまえ

2007年5月13日日曜日

コトバ 写真

ゴメンネの数

ゴメンネ

もう聞き飽きたよね?

ゴメンネ

でもつい言ってしまうんだ

だって君は

一番嫌われたくない人だから

2007年4月29日日曜日

コトバ

吐息

届かないけど手を伸ばして

そして気付かれないところで深呼吸

2007年4月27日金曜日

コトバ

アンモナイト

アンモナイトみたいに

ちっちゃくまるまって

夢や思い出や素敵な嘘を

誰にも聞こえないように

小さい小さい声で話そうよ

2007年4月24日火曜日

コトバ

君はコトバを

安売りしない人

2007年4月22日日曜日

コトバ

果実、事実

果実。


光をあげて。

水をあげて。

土をあげて。


その愛情を注いだ分だけ熟し生まれくる果実。

けれどいずれ力尽き落ちていく果実。



事実。


言葉をあげて。

時間をあげて。

気持ちをあげて。


その愛情が時に気付かれず、空回りし、無駄となる。

けれどいずれその愛情を受けとめてくれる人と出会った時

それは信ずるべき事実。

2007年4月22日日曜日

コトバ

幸せへ

幸せに幸せを

重ねて明日を迎えよう

幸せが幸せも

創っていくのだから



幸せと幸せで

繋がる明日を迎えよう

幸せは幸せを

呼んでくるのだから

2007年4月7日土曜日

コトバ 写真

明日

明日、君が笑うのなら

それでも僕が生きる意味は

あると思うんだ

2007年4月4日水曜日

コトバ

穏やかな心を取り戻せたとき

果たして現実と向き合うだけの力は

残っているだろうか

2007年4月4日水曜日

コトバ

消しゴム

それは秒単位で

自分の存在をこの世界から消したくなる

2007年3月23日金曜日

コトバ 写真

伝える

すべてを伝えようとするから

すべて伝わらないのだろう

だから大切な大切な

たったひとつのことを

丁寧に丁寧に伝えよう

2007年3月23日金曜日

コトバ

理解

すべてに対し

理解して行動できる人間は

クズだ

2007年3月3日土曜日

コトバ

雪解け水

暖かい日差しを下さい

この冷たく積もった雪を

包み込むように解かしてください

そしていつか雪解け水が

決して埋まらない遠く長い距離を

やさしくやさしく繋いでくれる

その日を待ち侘びています

2007年3月3日土曜日

コトバ

その見えない傷は

深いところで痛んだ

治ることを願いながら

星振る夜に

桜舞う季節に

ゆっくり瞼を閉じるんだ

明日は誰にもわからない

瞼をあければ

朝日でない眩しい光が

きっと包んでくれるはず

2007年3月3日土曜日

コトバ

好きってなに?

その人のことを思うと胸がしめつけられる

その人のことを思い続けることができる

そして

その人のためなら何でもできる

それが好きという感情

2007年2月1日木曜日

コトバ

交差点

駅を降りてすぐの巨大な交差点

君と手をつながずに渡っている

お互いが干渉されること嫌うから

後ろに微かな存在を感じながらも

振り返らずに自分のスピードで

真っすぐ前を向いて歩いている



来月、友人が結婚するらしい

お祝いの言葉は何を言おうか

そんなことを考えながら

ふと交差点の中央で立ち止まる



振り向いても君はいない

どこへ君はいったのか

君を探しにいこうにも

どちらへ進めばいいかもわからない


そして君は去っていった


はぐれないように

君の手を

はぐれないように

いつまでも

でももう遅い

十字に交わる交差点

2007年1月20日土曜日

コトバ

お願い

裏切ってもいいから

今は信じさせて

2007年1月20日土曜日

コトバ

連鎖

幸せが微笑みに表れる人

微笑みが幸せに変わる人