2005年9月29日木曜日

コトバ

比率

悩むことは

80%の無駄と

20%の成長

2005年9月29日木曜日

コトバ

慣れ

限りなく喜びに近い悲しみ

幾度となく味わえば

身体が慣れてしまう

可哀相なくらいに

2005年9月27日火曜日

コトバ

輪廻

誰かが捨てた週刊誌

雨に打たれて切り裂かれても

なおも笑うグラビアアイドル

車椅子の老人がつまづいて

それを見守る観衆

この歯車が現実の輪廻

2005年9月27日火曜日

コトバ

尊敬する人

携帯の無機質な画面が

人体からの油で膜が張られ

光が屈折し不気味な色合いを見せる

僕は服でそれを拭い去り

新たな電波を欲していく

きっとこの世の終わりの数時間前も

そんな暮らしをしながら

未来を予測することもなく生きてるんだろうね

どっかの政党が絶対的な力で政権を握っても

一年後にはどうなってるかわかんない無責任な世界で

未来を予測しようという方が間違ってんのかな

でもね中にはそんな限りなく曖昧な世界で

超越した知識で法則性を見出だそうとする学者もいてね

やっぱり僕はこの世界の誰よりも

尊敬してしまったりしてるんだ

2005年9月25日日曜日

コトバ

HEIGHTS

確かにわかる

40度以上のお酒で

すぐに酔いたい気持ちが

2005年9月22日木曜日

コトバ 写真

×

欠ける自分を

描けるくらいの人間ですが

翔けることに

賭けることもあるわけで

掛けるそのスーツのしわは

架ける虹のような曲線をえがいていたんだ

2005年9月22日木曜日

コトバ

ミーニングレス

裏切られることなく布団に潜り込むこと

曇った夜空にオリオン座を探すこと

魚もいない水も入ってない水槽を眺めること

咲かない華に水をあげ続けること

誰もいないグラウンドでファンファーレを待つこと

ミーニングレス

シェフのいないレストランのメニューを見つめてただけなんだ

2005年9月22日木曜日

コトバ

了解

了解

すべてわかった

すべてわかってた

蛍の最後の灯が消えること

いや最初からその蛍は光ることができなかったこと

2005年9月22日木曜日

コトバ

可変

可変

それは

不変がわかってこそ

2005年9月14日水曜日

コトバ

我が人生

いつだって

着火するまでが

遅いんだなぁ

2005年9月14日水曜日

コトバ

監獄空間

寝ることを強制されて寝る

あの病床の時のごとく

ひどく無機質な空間が広がる日々

笑いたいのに笑えない

泣きたいのに泣けない

見たいのに見れない

味わいたいのに味わえない

聞きたいのに聞けない

2005年9月14日水曜日

コトバ 写真

風華

どうか生き抜く術を、と

どうか孤独から抜け出す術を、と

そんなことを捜し求め流浪するくらいなら



力の限り声を張り上げればいい

力の限り呼吸し続ければいい



残酷な毎日という時間の流れを

怨む術ばかり得たって

逃避して願う術ばかり得たって



最後に残るのは

取り残された自分だよ?



その手

その足

その目

その口

本当に満足するまで使い切れてるの?



風化でなく風華

時間を飾る

華やかに

華やかに

2005年9月12日月曜日

コトバ

もう少し、あと少し

これが終わったら

少しは素直になれるかな

2005年9月11日日曜日

コトバ

Clip

嫌な記憶をClipでとめて

高熱の炎に包み

跡形もなく消し去って下さい

僕にはその記憶は必要ないんです

『頑張った印』

『努力の証』

そういうくだらない言葉には

生憎、興味がないんです

そしてまた

乗り換え、乗り換えを繰り返して

地下鉄の階段を登っていくんです

未来をClipに挟みながら

2005年9月9日金曜日

コトバ

今日の気持ち

続ける

それは

前に進むこと

2005年9月8日木曜日

コトバ

落ちました

奈落の底へ

落ちました

期待してたのに

裏切られました

落ち込みと苛立ち

ただこれは

何かのメッセージかもしれない

次を歩むしかない私にとっては

そう捉らえるしかないわけで

すると自然に身体が動くようになるんです

明日

明後日

明明後日と

2005年9月4日日曜日

コトバ

伝言メモ

携帯の伝言メモに残された言葉

何度も何度も聞いている

明日を信じてみるという決断へ導いてくれる

明日はすべての自分を出し切ろうと思わせてくれる

不思議な不思議な機械ごしのあなたの言葉

2005年9月4日日曜日

コトバ

この煙は

一瞬の開放へと誘う

何年も衆生を守ってきた

その力を

ほんの少し触れた瞬間

2005年9月3日土曜日

コトバ

言えない

ギリギリの綱渡り

疲れたなんだのと

言ってる余裕すら

なくなった