コトバ

返返

待ち人は言った

君は馬鹿だ



僕は言った

きっと君も馬鹿だ



何処へ行くかはわからない

けどきっと変わらない

コトバ

待ち人

明日

誰が僕を待っているのでしょうか

コトバ

実感

僕らは

たくさんのコトバに埋もれて生きているけど

実感として沸き起こるコトバは

本当に数少なくて

そして

その瞬間が幸せなんだ

と思う

コトバ

夢を見ています

冷たい雨に打たれるのはいやだから

夢を見ています

風に煽られると立っているのもつらそうだから

コトバ

割れない泡

ぷくぷくって

溢れるほどに

すぐにできた泡だけど

困ったことに

消えてなくならないだ