コトバ 写真

卯月

卯月の空には

解放された華々たちの

優しい薫りが漂う


変革を求める季節がら

希望と不安が入り交じる

複雑な空気が肺を満たす


桃色の木々は

儚さを兼ね備えながら

一瞬を着飾っていく


卯月の空は

華やかに哀しい

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マスカラ


22時過ぎ

メイクも直さず

パンダ目になって帰宅


友達の誘いも断り

1日のしめは

チキン味のカップラーメン


意図的にプライベートを

犠牲にしているわけではない


ただただ

断る勇気がないだけ

惰性で生きているだけ


めんどくさい

こんな生活を変えようとか

考えることもめんどくさい


そして

また朝が来ればマスカラを塗り

パンダ目になるまで働く

さよなら自分

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賢さ

頭を下げる

深々と下げる


いいわけはしない

それが一番まるくおさまるから


理不尽な怒りに

論理的な解決策は皆無


謝罪を要求する人間がいて

謝罪のみで充足する人間がいるだけ


頭を下げる

下げる頭はいくらでもある


頭を下げる

謝罪の意を伝えることであり

反省の姿を見せることではあるが

非を認めているわけではない


賢さを貫くことは

とてもつらいこと

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認める

認める

お互いの違いを認める

能力の差を認める

平等でない社会を認める

己の弱さを認める

己の罪深さを認める


産まれてきたことを

憎み苦しんでいるのならば

きっと

認める回路が

どこかで壊れている


不遇な人生というならば

どこかで相対的な評価を

気にしていて

他人と自分は違うのだと

認めることができていないのだ


認めることは

勝ちでもなければ

負けでもない

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仕事

慣れない環境は

許容量の乏しい私を

蝕んでいく


慣れない身体を振り絞って

笑顔でお客様をお迎えする


今日も1日

お仕事がんばりましょう