コトバ

そこにあるもの

彎曲した白いガードレール

それは虹の形と同じだった

排水溝のブロックを

一個とばしで歩いてみる

路上駐車禁止の標識

その上に烏がとまってた

つまりこれが憧憬で

つまりこれが背伸びしていない現実

コトバ

脆さ

伝えたいことはあるけれど

それはそっとしまっておく

ガラス玉なのか

シャボン玉なのかさえ

わからないから

コトバ

二足歩行

もしかしたら

ただ確かめていないだけで

本当はすごい動物なのかもしれない

怒りや悲しみも

時に消化できる

この二足歩行の動物は

コトバ

歯車

どんなに近付いたって

きちっとかみ合う歯車なんてないんだからね

でもこの時計はちゃんと時を刻んでるでしょ

それはね

それぞれの歯車がみんな針を動かそうと思ってるからなんだ

所詮は他人

重なることはない

けど

目的なら共有できるんだ

コトバ 写真

蜃気楼

やさしさの蜃気楼

嘘を信じていたかった