コトバ



充電



夜空



燃焼



繰返

コトバ

マナーモード

作り上げたマナーモード

親指でスイッチ押せば

清く正しく礼儀よく

社会が望む姿へと

表情のすべてを変えていく

あれ

マナーモードでない本当の自分はどこいった

コトバ

ベランダごしの歌

幸せな時をイメージしたら

君の笑顔が浮かんできて

素敵な音楽が流れてきたんだ

そっと流れた君への音楽

およそミリオンセラーのラブソングとは比べものにならないくらい

鼻歌程度のものだけど

いつか君に届くといいな

コトバ

コメント

ありがとうしか

言えない毎日

だから突っ走るんだよね

コトバ 写真

流して涙は

笑って心は

もう迷わない

コトバ 写真

前が見えないのは

前を向いていないから

コトバ

助けて

助けて

こんな僕を助けて

自分で乗り切らなきゃいけないのはわかってる

充分過ぎるくらい

でも足に力が入らないんだ

コトバ

篭&無

皹の入った空に気付くこともなく

濁った海に気付くこともなく

ヴィーナスが貝から誕生したことに気付くこともなく

ウルトラマンが怪獣をやっつけたことに気付くこともなく

篭り

そして

無く

埃の被ったドアノブ

3月10日の朝刊に

白骨化した死体が見付かったなんて書かれるのがオチだろう

コトバ

自画像

君の瞳に写す自画像

曇ってよく見えない

それとも君の中には存在しないの

コトバ

ピリオドを打った

力強くピリオドを打った

もう君に声をかけることはないかな

お互い歩き出した道が違い過ぎるから

遠い遠い君へ

どうかお幸せに

コトバ

浅瀬

流れ着いた浅瀬

ここには感覚によって流されない確かな経験が詰まってる

石のひとつひとつに

陸に上がるか

泳ぎ続けるか

浅瀬に留まることはもう許されない